今は「法案」ではなく「法」ですが、今後も考えていきたい問題なので、このスレッドは続けます。
9月24日、京都でティモシー・ハーディング氏の講演会が開かれます。
テーマは「世界的に見た保安病院の実状と心神喪失者医療観察法」です。
日 時:2003年9月24日(水)19〜21時
*通訳あり
場 所:京都ぱるるプラザ(京都駅前塩小路口東側)
075-352-7444
参加費:無料
主 催:「医療観察法案反対意見広告を出す会」
問合せ:けやき法律事務所(211−4643)大杉弁護士まで
--------以下、主催する「医療観察法案反対意見広告を出す会」の高木俊介医師からのメッセージです------
ハーディング氏は国際法律家委員会(ICJ)の三度にわたる調査団のメンバーとして来日し、日本の精神医療改革を求める勧告を政府に提出する活動をした方です。現在、ジュネーブ大学付属法医学研究所所長であり、拷問等防止ヨーロッパ委員会(CPT)の特別委員として、ヨーロッパの拘禁施設(刑務所、精神病院、入管施設などを含む)に対する調査活動などもされています。
WHO時代は、日本のみならず、中国やソ連でも調査活動をしてこられ、精神病院でも、刑務所でも、不法滞在外国人でも「自由を剥奪された人」の人権をどう護るかということに大きな関心をもっておられます。
講演では、「保安病院は長期在院者を生み出すだけ。ヨーロッパでは大きな人権問題になっている」というお話を中心として、世界的視点から「心神喪失者等医療観察法」の問題点を指摘してもらいます。
心神喪失者医療観察法が成立し、それがどのように運用され、精神科医療をどのように変えてしまうのか、しっかりと見据えていかなければならない現在、ハーディング氏の講演は時宜にかなった、価値のあるものと思います。 |
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