昨今、妊娠中に重要な栄養素として葉酸が注目されていますね。
妊娠初期に摂取すると、二分脊椎など神経管閉鎖障害のリスクが低くなるそうです。
葉酸はビタミンB群の一つで、ほうれん草やレバーに多く含まれています。妊娠中は普段より多く必要で、普通の食事だけでは難しいため、サプリメントで補って良いとされています。葉酸サプリを取り扱う産婦人科もあります。
妊娠初期に必要な栄養素なので、厚生労働省は妊娠の1カ月以上前から必要としています(欧米諸国は10年以上前から“常識”です)
薬が胎児に及ぼす影響を心配する方が多いと思いますが、「薬をのんでいない女性でも、葉酸を通常より多く摂取すべき」なのです。タバコやアルコールなど他のリスク要因もあるから、薬は数あるリスク要因の一つに過ぎないと思います。
タバコ(副流煙も含む)とアルコールを避け、葉酸を1日0.4〜0.6mg摂取する。薬を何ものんでいない女性でも、これらをすべて実行している人は少ないのではないでしょうか。
薬以外のリスクを減らすことは充分可能だと思います。 |
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