はじめまして。sawaといいます。
実家の父がアルコール依存症です。昔はただのお酒好きでしたが、
定年退職して昼間から飲むようになり、母がクモ膜下出血で
急死してからは加速度的にひどくなりました。
祖母(父の母)が寝たきりで、ヘルパーさんに来てもらっていますが、
ちょっとでも気に入らないことがあると、ヘルパーさんを怒鳴りつけたり散々でした。
保健所に相談したら、往診するというクリニックを紹介されました。
そのクリニックに行ってみたたら、「うちでは無理」と言われて、
目の前が真っ白になって、すごすご帰りました。
父のお酒がエスカレートする一方で、どうしていいか分らなかったです。
いのたまさんの本に同じ話を読んだ時は、うちのことかと思いました。
父がヘルパーさんとトラブルを起こして、介護保健のほうで相談して、
初めて精神保健福祉センターでアルコール家族教室があると教わりました。
家族教室に通いながら、祖母のケアマネジャーさんと話し合いました。
私自身も頭の中がぐしゃぐしゃして眠れなくなって、
精神科に行くべきかと考えました。その時、ふと、父を誘ったら
いいかもしれないと思いました。
父に「不眠症だから、病院に行きたい。でも、精神科はなんとなく
怖いから一緒に来て」と言いました。父がついて来ると行ったので、
精神保健福祉センターで教わったアルコールのクリニックに行きました。
診察室にも一緒に入って、私が眠れない原因は父のアルコールだと言うと、
私の診察から父の診察になりました。一歩間違ったら大失敗の冒険でしたが、
アルコールのクリニックなので、先生も心得ておられてようで、
父の治療が始まりました。
アルコールのクリニックの先生は、父は母に先立たれたことと祖母の介護で
うつになって、前から好きだった酒に走ってしまったのだろう、と言いました。
父は、そのクリニックに通い、AAに行くようになりました。
今でも時々飲んでいるかもしれませんが、落ち着いています。
>前田さん
「アルコール依存症治療・回復の手引き」を読みました。
この本が1年前に出ていたら、私はもう少し楽だったかなと思いました。
アルコール依存症の人や家族が救われるといいですね。 |
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