メインの掲示板で述べた、km/s という単位について、あの問題が引っ掛かる。テレビで偶然見た殺人事件の報道で、被害者の自宅と遺体発見現場の距離が、あの公務員試験の問題の条件と似ていたからだ。これだけの距離を人が秒速で移動することは可能なのか。
問題として、結論は何分後に追いつくかというものだから、秒速で与えられている条件を分速に直して考えるのが分かりやすいと思う。ここで、秒速で与えられた条件を分速にすると、分子と分母を60倍することになるから、やはり0の数が多すぎて計算が煩雑にならないか。
結論の求め方としては、x分後に追いかける側が、追われる側に追いつくとする。二人の速さの差と追いつくまでの時間の積が、追いかける側が出発した時点で、追われる側が進んでいた距離に等しいと考えられないか。
この類の問題を考えるための本としては、遠山啓先生の「算数の探検」が適していると思う。 |
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