初めまして。
以前からこのトピを見させていただいてましたが、ご紹介にあったTMS治療を受けてきました。
発症は2000年末くらいからで、2002年末から休職して自宅療養し、2年半の間、2度の復職をしましたが、完全に治りきってなかったため、今年の梅雨から3度目の休職をしました。
抗うつ剤の種類も全部と言えるほど試しましたが、効果を発現出来るほど投与量を増やすと重度の筋肉痛が発生したため、TMSかmECTの選択を迷った結果、杏林大学病院でTMS治療を受けました。
その結果、驚くほどの効果があり、治療前には施術後に一週間程度の様子見をするとの事でしたが、治療後、経過を見る必要もないほど回復したためすぐに退院になりました。
私の場合、抗うつ剤で60%程度は復調していたため、傍から見れば全然病気に見えないのですが、頭の中に錘があるような、霞のかかったような調子がずっと続いていたのが、嘘のように無くなりました。
また、夜はまだ眠剤を飲んでいるものの、すぐに眠れ、途中で起きる事もなく、朝は快適に目覚め、気持ちの良い朝の空気を吸えてます。
ちなみに投薬はまだ続いてます。
一ヶ月間は自宅療養を命じられているため、復職して元通りになるかどうかはまだ分かりませんが、ここ5年くらいで体調は最も良い感じです。
TMSを受けた当日は、頭が更に重くなり、軽い頭痛もするので、初めは調子が悪化したかと思いましたが、翌日にはこれらは無くなりました。
3回目の後、入眠障害と寝起きの悪さが改善しました。
6回目の後、「お?これはいいかも?」という感覚が出てきて
8回目の後、劇的に向上しました。
杏林大学病院では、TMS治療はいちどきに2人までしか受け入れられないため(1人の治療にパッドを2個使うが、パッドが2個しかないので、冷却に時間がかかり、1日に2人までしか出来ない)、順番待ちがあるそうです。
(私は10日ほど待ちました)
また、うつの治療は原則として投薬治療が優先になるため、私は主治医に「抗うつ剤で効果が得られず、TMS治療を希望する」と、ピンポイントで紹介状を書いてもらいました。
また、2年半の抗うつ剤の投与履歴をexcelに記録していたので、それも提出しました。
初外来時、「本当にTMSを受けたいのですか?」と何度も念を押されましたが、あくまで治療を受けたいと希望し、一ヶ月入院しました。
人にもよるとは思いますが、長期に渡って投薬治療での効果を体感出来ない場合は、TMSは十分、アリの選択だと思います。
入院後、血液検査、脳波検査、心電図測定、脳血流検査(SPECT)を受けます。特にSPECTは水木しか出来ないため、入院日によっては、ここで待ち時間が発生する可能性があります。
(私は水曜入院だったので、翌週水曜までSPECTが出来ませんでした)
これらが終わればすぐに治療開始で、同一病棟内の部屋で治療を受けます。
担当医さんの勤務日が月水木土なので、週4回となり2週間半かかる勘定になります。
10回目が終わればSPECTだけ撮って退院でした。
私の場合、たまたま日曜に担当医さんの当直日があったため、水曜スタートで、日曜にも1回施術し、翌々水曜に10回目で、その翌日にSPECTを撮って、翌日に退院しました。
今のところ、TMSを受けて良かった。もっと早く決断していれば良かった。と思っています。
何かのご参考になれば良いのですが。 |
|