私の発症は小学校6年生でした。
当時はもう時間があればひたすら髪の毛を抜いていたので
頭の状態はもちろん悲惨なことになっていました。
小さい毛穴から、毛根ごと髪を引っこ抜く感覚が、むしょーに気持ち良く感じて。
抜いた後に血がにじむと余計たまりませんでした。
(こうやって書くと、自分に引きますが;)
髪を抜きたい衝動は我慢できないけど、禿げていく自分の姿も受け入れられず、
学校へ行くときは、禿げた部分を油性ペンで塗ったり
スプレーで誤魔化したりしていましたね。
まぁ誤魔化しきれていなかったので
友達には何度も禿げを指摘されていました;;
美容院も行かないわけにはいかず、
行くたびに「短い髪が多いけど…抜いたりしてる?」と聞かれ
「違います。切れ毛がひどいんです。」と毎回通してきましたが、
頭の状態と毛の先端を見れば嘘だとすぐにわかります。
きっと美容師さんは気づいていたと思います。
そこから中学3年間までは、ずっと抜毛と禿げに苦しみました。
今はたま〜に後頭部を数本抜いてみたり、
アホ毛を抜く程度にまで克服しましたが…
今思うと、頑張って克服しようとはしませんでした。
今も抜きたいと思ったら、外見に影響ない程度に抜いています。
私の場合、高校で可愛い・キレイな友達が増えたり、夜遊びをするようになってから
抜きたい衝動を、キレイになりたいという気持ちが打ち消してくれました。
今でも多少、頭のてっぺんは薄めですが、あまり気にならない程度です。
じつは最近『抜毛症』を知って
私もコレだったんだと気付いたのですが…
完全ではなくても、絶対に良くできる病気です。
無理に抜きたい衝動を抑えるのではなく、
抜毛より夢中になれる別の何かを見つけられるように頑張ることを
私はオススメします。
私も完全克服を目指して日々を送りたいと思います。 |
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