私は、抜毛症と診断され、今は髪がありません。ほとんどツルツルです。
外出する時も、自宅にいる時も帽子をかぶったり、バンダナを巻いたりしています。
「精神科に行こうか迷っているけれども、足を見せるのは嫌」とのことですが、精神科医はいやがるものを無理に「見せろ」とは言わないと思います。少なくとも私が通っていた精神科の先生は一度も「では、その帽子をとって見せてください」とは言いませんでした。相手(医師)は心の病のプロですから本人の話を聞けば、その人にとって苦痛となるようなことは、わざわざさせないのではないでしょうか。
私は無職になって、お金が続かなくなってしまったので今は通院できていないのですが、最近アルバイトが見つかって、そのせいか症状もあまり悪化していません。でも、本当にひどかった一時期は「明日死のうかな」とか「どうやったら苦しくなく死ねるかな」といったことばかり考えていました。
そのような状態の時期には、アナフラニールという薬にずいぶん助けられました。薬を飲めば気持ちが楽になったし、実際抜きたいという衝動も抑えやすくなりました。
1年近く通いましたが、その間帽子をとって先生に見せたことはありませんでした。
結局、今は通院していませんが、それは薬物療法をやってみて「私の場合は、薬だけに頼っていても治りそうもないなあ」とも正直、感じました。
でも、それは精神科に通って、薬を飲んでみたからわかったことです。
人によっては、薬を飲んだら抜きたい気持ちがほぼ完全に無くなった、という人もいるそうなので、病院に行きたい気持ちがあるなら、行ってみるといいと思います。
私も今はなんとか自力で小康状態を保っていますが、どーしてもダメとなったらまた通おうかなと考えています。 |
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