私の発言に誤解が生まれる可能性がある場所があったので補足します。
・私が「TMSを1回」というのは、刺激を1回ではなく、10日という事です。
その1日の中の回数は、TMSの装置によって異なります。
杏林大学の機械は2秒間くらいの弱い連続パルスで、FKクリニックは強い単発パルスです。
これを1日20〜30発、5秒ほどの間を空けて刺激します。
つまり、1日の治療時間は5分くらいです。
入院の場合は、だいたい1日置きなので、2週間が治療期間になります。
治療の日を含めて、かなり暇です。
杏林大学の場合、入院したら
1)血液検査、心電図、脳CTスキャン、SPECT(脳血流検査)などを行います
2)その結果でTMSが可能と判断したらTMS治療が2週間
3)治療後、再度SPECT検査をして退院
という流れです。
入院期間は、約一ヶ月になります。
・TMSで刺激を与えるのは、杏林大学では片側のみ。FKクリニックでは左右交互です。
これは機械の特性の違いだそうです。
FKクリニックでは、杏林大学での経験から、左10発、右10発、左10発と、左を重点的にやってます。
・私が今TMS治療を受けているのは「メンテナンス」という段階に入っているため、一ヶ月置きとか2週間置きのスパンなのです。
つまり、集中してTMS治療を行い、ある程度の結果が出て、それを継続させるという段階です。
治療段階では上記のように、集中して10日(約20日間)の施術となります。
・繰り返し申し上げますが、現在TMS治療を行っている病院は、入院の場合も開放病棟で、重度うつの患者さんには施術していないようです。
私の主治医も軽度の方が効くとおっしゃってました。
自殺願望が強い、自傷行為がある、人に攻撃的になる、といった症状がある場合は、TMSに期待を抱かない方が良いと思います。
何かの参考になり、皆さんの回復のきっかけになれば、と思ってます。 |
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