>とーるさんへ
ぼくの通っている地域生活支援センターの守備範囲は広いです。
一般企業への就職を希望する人への援助は、センターの仕事のごく一部でしかありません。
センターがやっていることを順番に具体的に話しますと、まず、精神科に入院中の人に、外出して来てもらい、地域で生活している、こころの病の人たちと接してもらいます。退院への準備段階から始めるわけです。そして、退院するにあたって、すぐに家庭に戻ったり、一人暮らしが難しい人には、グループホームに入ってもらいます。そこから、センターへ通って、心身のリハビリをしてもらい、家庭に戻ったり、一人暮らしを出来る能力を身につけて行きます。
生きていくのに、食生活は、非常に大事です。センターは、栄養士が作成したメニューで、手作りの昼食・夕食を提供していますし、毎月、調理教室も開いています。料理が苦手な人や、一人暮らしで食費が高くついてしまう人に好評です。
外来に通院していても、家に閉じこもっていては、リハビリになりません。健康で文化的な生活をする必要があります。そこで、たくさんのプログラムを開催しています。体操教室、太極拳、ソフトバレーボール、絵画、書道、手芸、クラフト教室、文芸サークル、頭の体操、ミュージックサークル、テーマを決めてのミーティングなど…
自立した地域生活とは何か。それは、一人一人違うものだと思います。こころの病を抱えながらも、自分にとって最善の生活をして行くことが大事だと思います。
一般企業への就労が目標でしたら、就労援助コースのある作業所へ通所しても良いと思います。障害者の職業訓練所もあります。ただ、そういう所へ行けるようになるには、病気からの回復のプロセスを順番に踏んだ方が良いと思います。あせって就職して、再入院した人も見て来ましたが、辛いのは本人です。ぼくの通所しているセンターは、本当に、様々な人が来ている、来ることが出来る所ですが、まだまだ人数的には少ないので、一般企業に勤めている人は、週五日のパートさんが一人、工場労働の正社員が一人いるだけです。正社員の人は、日曜日に来ています。センターの定休日は、月曜日と祝日ですから。
どうも、だらだらと書いて、すみませんでした。短くまとめる文才が不足しています(汗)。 |
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